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政治・行政
2018年1月10日(水)8:59

今月から生乳確保できず

学校給食 加工乳に/5800人の児童生徒らに影響

 市内小、中学校の学校給食で飲まれている牛乳(生乳)が、3学期始業式の9日から、一斉に加工乳に変更されたことが分かった。市教育委員会によると、乳用牛が体調不良で生乳の確保が困難になり、しばらくは加工乳中心になるという。乳用牛の回復を待つことから、生乳の安定供給はめどが立っていない状況だ。

 市の学校給食で出される牛乳は、宮古で唯一の酪農牧場が牛乳加工業者に生乳を提供する形で供給され、児童や生徒、教諭ら約5800人が飲んでいる。

 市内の業者は昨年12月25日、市教委に「3学期の当初から当分の間、加工乳で供給を実施したい」という内容の文書を提出した。

 市教委によると、生乳は県内だけでなく全国的にも生産量が不足ぎみであることから、しばらくの間、沖縄本島の業者から加工乳を取り寄せて学校に供給するという。

 数日間に1回の割合で生乳も提供する予定だが、それも今月19日までで、それ以降は見通しが立っていない。

 宮國博教育長は「業者は乳用牛の体調不良で、生乳の確保ができないと言っている。回復したら生乳の提供はできる」と述べ、状況を見守る考えを示した。

  乳牛から搾ったままの牛の乳が「生乳」で、牛乳は、この生乳を加熱殺菌したもの。水や添加物を一切加えず、生乳100パーセントのものだけが「牛乳」。

 「生乳」に乳製品を加えたものが「加工乳」。バターやクリーム、脱脂粉乳を加えて成分を調整し、脂肪分を調整している。


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