12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2018年1月20日(土)8:59

上場1番牛に155万円/肉用牛初競り

平均73万円で高値維持/販売額は3億円の大商い


18年上場一番牛には155万円(税抜き価格)の最高値が付いた=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

18年上場一番牛には155万円(税抜き価格)の最高値が付いた=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

 JAおきなわ宮古家畜市場の2018年肉用牛初競りが19日開かれ、上場一番牛に155万円(税抜き価格)の高値が付いた。子牛1頭平均価格は73万4054円の高値、平均のキロ単価も2751円の高額取引となり、市場は終日活気付いた。成牛を含む18年初競りの販売額は3億2800万円の大商いだった。

 初競りには子牛429頭が上場され、うち425頭が競り落とされた。平均体重は267㌔だった。

 平均価格は前月より5万6115円下げたが、今月も70万円を超える高値取引が成立しており、高騰が続く素牛市場を印象付けた。

 性別の1頭平均価格は去勢が78万7623円(前月比4万8160円安)、雌は63万2748円(同比8万8516円安)となった。

 平均のキロ単価は去勢が前月比166円安の2887円、雌は同比348円安の2477円だった。

 前月より下げた要因は枝肉価格の相場。JAおきなわ宮古地区畜産振興センターによると、枝肉が下げ傾向にあり、一部で購買者の買い控えがみられた。

 県内全市場が同様の価格動向で、それぞれ2~5万円の幅で下げている。

 ただ、荷川取努センター長は「先月の牛が高かったこともあって下げ幅が大きく見えるが、73万円も十分に高値だ」と強調。後半の上場牛にばらつきがみられたことに触れ、「良い牛にはこれまで同様に高値が付いている。月齢に応じた発育が重要になる」と話し、生産者に対して引き続き飼養管理の徹底を促した。

 成牛を含む初競りの上場頭数は468頭で、463頭の取り引きが成立した。

 1頭平均価格は70万8730円、平均キロ単価は2490円が付き、市場は終日高値取引に沸いた。

 1頭155万円の最高値を付けた子牛は、父に百合勝安、母の父に安福久、母の祖父に第1花国を持つ優良系統牛。生産者の宮國裕範さん(35)は「この価格は素直にうれしい。もっと良い牛ができるように、これからも毎日一生懸命畜産に励みたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!