04/29
2024
Mon
旧暦:3月20日 仏滅 壬 
政治・行政
2018年1月23日(火)8:58

瑞慶覧氏が初当選/南城市長選

古謝氏に65票差


南城市長選に当選し万歳する瑞慶覧長敏氏=22日午前0時13分、南城市

南城市長選に当選し万歳する瑞慶覧長敏氏=22日午前0時13分、南城市

 【那覇支社】任期満了に伴う南城市長選挙は21日に投開票され、市政刷新を訴えた新人で元衆院議員の瑞慶覧長敏氏(59)=無所属、社民、共産、社大、自由、民進推薦=が1万1429票を獲得し、現職の古謝景春氏(62)=無所属、自民、公明、維新推薦=を票差の少差で破って初当選を果たした。昨年は県内の市長選を保守系が制してきただけに、県市長会の会長も務める重鎮を破った瑞慶覧氏の勝利は、翁長雄志知事を支える「オール沖縄」勢力にとって大きな一勝となった。

 南城市長選は2014年は無投票だったため、10年以来8年ぶりの選挙戦となった。瑞慶覧氏は、12年間続いた古謝市政からの転換を訴え、有権者に浸透した。古謝氏は実績を強調して選挙戦に臨んだが、惜しくも及ばなかった。

 今年の県内は、「選挙イヤー」。名護市長選(2月4日)と石垣市長選(3月11日)、11月に予定される知事選など、18首長選と30の市町村議会選が連続する。南城市長選は、その緒戦として注目されていた。瑞慶覧氏が勝利したことで、「オール沖縄」は来月の名護市長選に弾みがついた格好となった。

 一方、昨年行われた宮古島市長選、浦添市長選などのほか、昨年10月の衆院選でも那覇市を除く沖縄本島南部と宮古・八重山で構成する沖縄4区で勝利してきた政府・自民党にとっては打撃となった。県内の保守系市長で構成する「チーム沖縄」の一角が崩れたことも、今後の政府と県の対応に影響を与える可能性がある。名護市長選では追い上げムードが高まっていただけに、態勢の立て直しが急務となる。

 瑞慶覧氏は記者団に対して「非常に大きな勝利だった。名護市などの選挙にもつなげていきたい。(オール沖縄に)勢いが付いた」と喜びを語った。

 南城市の当日有権者数は3万4328人(男性1万7226人、女性1万7102人)。投票総数は2万2973で投票率は66・92%、2010年に行われた市長選より7・55ポイント下がった。

 南城市は、2006年1月に島尻郡の佐敷町と知念村、玉城村、大里村が合併。古謝氏が初の市長となってから3期12年間市長を務めていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!