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社会・全般
2018年2月21日(水)8:58

比嘉選手と具志堅氏に県民栄誉賞

県民栄誉賞に決まった比嘉大吾選手(左)と具志堅用高氏(写真は5日の防衛戦から一夜明け)

県民栄誉賞に決まった比嘉大吾選手(左)と具志堅用高氏(写真は5日の防衛戦から一夜明け)

 【那覇支社】翁長雄志知事は20日、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者で宮古工業高出身の比嘉大吾選手(22)=15戦15KO、白井・具志堅スポーツジム=と同ジム会長で元世界ボクシング協会(WBA)ジュニアフライ級(当時)王者の具志堅用高氏(62)に対して、県民栄誉賞を授与すると発表した。

 翁長知事は、比嘉選手について「25年ぶりの県出身の世界チャンピオンとなり、県民栄誉賞の資格は十分にある」とした。4日に行われた世界戦では、15試合連続KOという日本記録に並び「県民に大きな感動と誇りを与えた」などと、授与の理由を述べた。

 具志堅氏は、県出身者で初の世界チャンピオンとなり、世界王座防衛13回、世界王座6連続KOなどの偉大な日本記録を樹立したほか、2015年には『国際ボクシング名誉の殿堂博物館』へ殿堂入りするなど、「県民に夢と希望を与えた」とその功績をたたえた。

 授与式の日程については、「比嘉選手の3度目の防衛戦が4月15日にあるということが昨日分かった。気持ちとしては防衛戦の前にお渡ししたいが、相談して決めたい」と述べた。

 県民栄誉賞受賞に対して比嘉選手は「具志堅会長と一緒に県民栄誉賞がいただけるなんて、信じられないくらいうれしい。この賞に負けないよう、これから世界チャンピオンとしてどんどん大きくなって、沖縄県の名を世界に広めていきたいと思う」、具志堅氏は「こうして現役時代の功績が認められ、弟子である比嘉大吾とともに受賞できたことは大きな喜びです。県の皆さんに恩返しできるよう、これからも明るく楽しく幅広い活動をしていきたい」と、それぞれコメントを発表した。

 県民栄誉賞は、99年4月に創設され、県民に敬愛され、明るい希望と活力を与える顕著な功績があった人に対して、その栄誉をたたえ知事が表彰するもの。

 今回の受賞は、沖縄尚学高校野球部(99年4月)、車いすマラソンの上与那原寛和氏(08年10月)、興南高校野球部(10年9月)、プロゴルファーの宮里藍氏(10年12月)、ウィルチェアーラグビーの仲里進氏(16年11月)に次いで6回目。


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