12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2018年3月13日(火)8:58

「花は咲く」を合唱/東日本大震災7年

犠牲者悼み早期復興願う/伊良部で祈りのハーモニー


復興支援ソング「花は咲く」などを合唱し犠牲者を悼んだピアノでつなぐ祈りのハーモニー=11日、伊良部・ホテルてぃだの郷

復興支援ソング「花は咲く」などを合唱し犠牲者を悼んだピアノでつなぐ祈りのハーモニー=11日、伊良部・ホテルてぃだの郷

 東日本大震災の発生から7年となる11日、伊良部のホテルで「ピアノでつなぐ祈りのハーモニー」が開かれた。ピアノの調べにのせて、復興支援ソング「花は咲く」などを合唱し犠牲者を悼んだ。「震災語り人」も参加。当時の様子や進まない復興状況を紹介し「未だに古里に帰れない人が大勢いる」と指摘。「大変な思いをしている福島を忘れないで」と話した。

 同セレモニーは、全国17カ所同時開催。参加したのは、宮古フロイデ合唱団、西原コーラスゆりの会などのメンバー約40人。

 合唱したのは「ふるさと」「花は咲く」「見上げてごらん夜の星を」で、参加者は思いを歌に込めて被災地へ届けた。カイルアフラスタジオ宮古支部は、早期復興への願いを振り付けしたフラダンスを披露。午後2時46分の地震発生時刻には全員で黙とうした。

 富岡町3・11を語る会の代表、青木淑子さんは、地震発生後に出された避難命令に従い、車で避難する長い車列の写真を見せ「当時はすぐに帰れると思っていた。原発は絶対大丈夫だと思い込んでいた」と話した。

 放射能が高いレベルの地区では、バリケードで防護措置を実施していることも紹介した。

 青木さんは避難所の中で学んだこととして「どんなにつらい状況の中でも手を差し伸べる人がいる。その手を握ったら悲しみや不安を分かち合えることができる」と話した。「宮古と福島は遠く離れているけど、大変な思いをしている人がいるんだということを思ってくれれば」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!