12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2018年4月8日(日)8:57

泡盛出荷量、前年比5・3%減/13年連続のマイナス

2017年の泡盛出荷量を発表する県酒造組合の(右から)玉那覇美佐子会長、土屋信賢専務理事=6日、那覇市の県酒造組合

2017年の泡盛出荷量を発表する県酒造組合の(右から)玉那覇美佐子会長、土屋信賢専務理事=6日、那覇市の県酒造組合

 【那覇支社】県酒造組合(玉那覇美佐子会長)は6日、2017年の泡盛総出荷量(アルコール度数度換算)を発表した。総出荷量は前年比5・3%減の1万7709㌔㍑となり、3年連続で2万㌔㍑を割った。ピーク時の04年(総出荷量2万7688㌔㍑)から13年連続のマイナスで、出荷量減少に歯止めがかからない状況が続いている。

 出荷先の内訳は、県内出荷量が同6・0%減の1万4956㌔㍑、県外は同1・0%減の2753㌔㍑となったほか、海外は同8㌔㍑減の29㌔㍑だった。

 県内の全酒造所の売上高合計は、2016事業年度で153億200万円(対前事業年度比5・1%減)となる一方、営業利益率は対前事業年度比1・2ポイント増の2・3%となった。

 出荷量が減少していることについて同組合は、度数の低い泡盛が好まれる傾向があり、市場のニーズに対応した商品構成にシフトすると度換算では出荷量が減少することや、昨年6月の酒税法の一部改正を受け、各酒造所が薄利多売から経営を転換したことなどを挙げた。 

 ただ、玉那覇会長は会見で「県内、県外ともに減少した。その点については重く受け止めている」と話した。

 土屋信賢専務理事は「若者のアルコール離れや健康志向による飲酒人口の減少などの背景もある」とした上で、「14、15日に沖縄セルラースタジアム那覇で開催する『第1回島酒フェスタ』では、女性や若者に泡盛の魅力をPRしていきたい」と意気込みを語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!