12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2018年4月10日(火)8:58

当初予算に38億円計上/第2期国営地下ダム事業

進ちょく率は46%


新年度に完成する牧山ファームポンド=9日、伊良部牧山

新年度に完成する牧山ファームポンド=9日、伊良部牧山

宮古島市城辺の仲原と保良に地下ダムを造る第2期国営事業の2018年3月末時点の進ちょく率が46%(事業費ベース)に達している。仲原地下ダムの進ちょく率は55%。このダムと伊良部島の牧山ファームポンドをつなぐ用水路はほぼ完成しているが、畑地への散水は21年度以降になる見通しだ。第2期事業の当初予算は38億5000万円。ダムや副貯水池、用水路の整備を継続する。用水路を改修する国営施設応急対策事業には4億円を充てる。

国営第2期事業は2009年4月に着工。地下ダム2基を新設して十分な農業用水を確保し、宮古本島及び伊良部島で有効に活用することが狙い。受益面積は9156㌶。総事業費は523億円で、23年度の事業完了を目指している。

17年度末時点で、仲原地下ダムは全延長2350㍍のうち約1300㍍が完了している。用水路は約24・5㌔を設置、進ちょく率は45%となっている。

仲原地下ダムから伊良部島の牧山ファームポンドまでの延長は約23・3㌔。ほぼ完成しており、19年度内には結ばれる予定だ。

仲原地下ダムからの農業用水は、約7㌔先の宮古吐水槽、伊良部大橋を経由して伊良部島の牧山ファームポンドへ送られる。

伊良部地区で実際に散水が開始されるのは21年度以降になる見通し。畑地かんがい施設整備に向けた準備が進められており、順調にいけば同年度以降に一部の圃場でスプリンクラーによる散水が可能となる。

関連して実施されている国営施設応急対策事業の進ちょく率は10・8%。総延長6・4㌔の用水路を改修する事業で、19年度から本格的な工事に入る。

国営事業の進ちょく状況は、沖縄総合事務局宮古伊良部農業水利事業所の平良和史所長らが9日午後、市役所平良庁舎で下地敏彦市長に報告した。

報告を受けて、下地市長は「両事業ともに国の理解を得て進められている。ありがたい」と感謝した。これに平良所長は「今年度も事業をしっかりと進めていきたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!