12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2018年4月19日(木)8:58

海の恵みに感謝/市民らサニツを満喫

タコ捕り名人の喜久川さんは手作り銛でタコを捕獲した=18日、下地島のサンゴ礁

タコ捕り名人の喜久川さんは手作り銛でタコを捕獲した=18日、下地島のサンゴ礁

 宮古の伝統行事「サニツ(浜下り)」に当たる旧暦3月3日の18日、各地の海岸のサンゴ礁では多くの市民が思い思いに潮干狩りを満喫した。このうち、伊良部のサンゴ礁では市民らが漁具でタコを捕獲し、素手でアワビやサザエを取り、釣りでアイゴなどをゲットするなど、海の恵みに歓声を上げ感謝していた。

 この日の宮古島は晴れで、日中の最高気温は23度を超えた。北東の風が風速7㍍前後で吹き渡り、絶好の潮干狩り日和。

 伊良部島・下地島の周辺の干上がったサンゴ礁には、住民らが訪れ潮干狩りでにぎわった。 

 佐良浜地区に住む喜久川博さん(77)は地域のタコ捕り名人。サンゴ礁の上でタコの巣穴を見つけると、手作りの銛でタコを捕獲した。

 喜久川さんは「家に帰ったらタコ料理を作り、亡妻に供え、いつも見守ってくれていることに感謝したい」と語った。

 その上で「17日はタコ6匹を捕った。5匹は7000円で売りさばき、残り1匹は孫にプレゼントした」と笑顔で話した。

 伊良部南区の渡久山淳さん(60)は、サンゴ礁の表面で良型サイズのアワビ2個を見つけ素早く取った。

 渡久山さんは「アワビは逃げるのが速いから、急いで取る。サザエは20個以上取ってあるから家族が喜ぶ」と満面の笑み。

 同じく喜久川和雄さん(58)は、サンゴ礁の端っこで釣りざおを振った。手応えの強い良型アイゴを立て続けに釣り上げた。

 和雄さんは「アイゴはおいしい魚だ。家族でアイゴ料理を味わいながらサニツを楽しみたい」と計画を立てていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!