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社会・全般
2018年7月5日(木)9:00

陸自駐屯工事を同意/伊良部商業施設計画も

景観審議会が市に答申/2件は継続審議


長濱副市長(右)に審議結果を答申する庄司副会長(左)=4日、市役所平良庁舎

長濱副市長(右)に審議結果を答申する庄司副会長(左)=4日、市役所平良庁舎

 宮古島市景観審議会(池田孝之会長)の庄司優副会長は4日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、先月29日付で下地市長から諮問を受けていた4議案について答申した。4件中2件を適合と判断し同意する一方で、残り2件は継続審議となった。下地市長に代わり答申書を受け取った長濱政治副市長は「審議会の意見を尊重してしっかり対応していきたい」と述べた。

 今回諮問されていたのは▽(仮称)沖縄伊良部島商業施設計画▽陸自宮古島駐屯地新設工事(車両整備上B)▽オーシャンビュースカイⅡ新築工事▽池原マンションⅡ新築工事-の4件。

 「沖縄伊良部島商業施設計画」と「陸自宮古島駐屯新築工事」については、「景観計画区域内における適切な配慮が行われたと認められる」として原案に同意となっている。

 陸自の工事については、農地集落で建物の高さは12㍍の規制があるが、約16㍍の届け出があった。

 これは特殊車両の整備のためにクレーンを設置する必要があり、そのためにはその高さが必要で、必要最低限の高さであることから同審議会では問題ないとの判断になったという。

 隣接する「オーシャンビュースカイⅡ」と「池原マンションⅡ」の新築工事については、「市景観計画ガイドラインに基づき、建築物の高さに対して再検討を求める」として継続審議となった。

 この2件を継続審議としたことについて付帯意見では、計画予定地(平良久松)が市の景観計画で定める農地・集落景観ゾーンに該当し、建築物の高さ基準は12㍍だが、届け出のあった建物は7階建てで高さ21㍍となっていると指摘。

 さらに、既存の2階建ての一般住宅も隣接しており、圧迫感を与えることを懸念するとともに、その住宅には太陽光発電設備が設置されており、その設備能力について影響を与える懸念があることなども指摘している。

 同委員会の意見としては「景観形成基準である12㍍を超えるが、周辺環境に与える影響を勘案すると、せめて15㍍5階建てとするなど再検討を求める」として再検討を依頼するとの判断になった。


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