12/18
2025
Thu
旧暦:10月28日 先勝 庚 
社会・全般
2018年7月6日(金)8:59

大雨で避難情報発令/宮古島市

全世帯対象は始めて/一部の住宅で床下浸水


50年に一度の記録的な大雨で冠水し、一部の住宅では床下浸水となった=5日、平良中正門前

50年に一度の記録的な大雨で冠水し、一部の住宅では床下浸水となった=5日、平良中正門前

 宮古島が半世紀に一度の記録的な大雨となった5日、市は午前11時5分に市内全域の2万5000世帯余に避難準備情報を出し、高齢者などに早めの避難を呼びかけた。市が開設した9カ所の避難所に避難した住民はおらず、午後3時以降は降水量が落ち着いたことから午後5時には平良と城辺庁舎、伊良部の前里添多目的施設以外の6カ所は閉鎖された。市防災危機管理課によると今回の豪雨による被害状況は午後6時現在で床下浸水3件で、道路冠水について調査中としている。

 午前11時ごろから激しさを増した雨の影響で、市内各地の道路で冠水し、途中でエンジンが止まり、立ち往生する車や通行をあきらめてUターンする車も見られ、城辺線などでは渋滞も発生した。

 また、平良中学校の正門前の道路が冠水。激しさを増す雨で正門周辺もどんどん冠水し、周辺住宅の一部で床下浸水となった。

 浸水の通報を受けた市消防本部の職員が現場に駆け付けて、住民から状況を確認した。

 住民らによると、午前10時ごろから冠水し始めて、1時間後には一気に水量が増えてピーク時には60㌢程度の高さまできたという。

 市内の道路が冠水し、車が立ち往生しているのを見ていた50代の男性は「何度も豪雨は経験したが、こんなのは初めてでびっくりしている。宮古に川があったらはんらんして大変になったと思う。川が無くて良かった」と話した。

 宮古島市が避難準備を発令するのは昨年9月の台風18号の時以来2度目。

 昨年は佐良浜地区が対象で、宮古全域に対する避難準備の発令は今回が初めてとなっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!