12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2018年7月26日(木)8:58

誘殺灯100基購入へ/きび糖業振興会

総会で計画と予算決める


新年度の活動計画と予算を決めた地区さとうきび糖業振興会の定期総会=25日、JA宮古地区機械化営農センター

新年度の活動計画と予算を決めた地区さとうきび糖業振興会の定期総会=25日、JA宮古地区機械化営農センター

 宮古地区さとうきび糖業振興会の定期総会が25日午後、JA宮古地区機械化営農センターであった。アオドウガネを捕獲する誘殺灯の購入(100基)を盛り込んだ新年度の活動計画を承認した。会長の下地敏彦市長は「誘殺灯は県にも要請していく。やらなければならない」と述べ、アオドウガネ被害の軽減に全力で取り組む姿勢を示した。

 県病害虫防除技術センター宮古駐在によると、アオドウガネは今年の発生初めから6月30日までに平年の約2倍の累計2296匹の成虫が捕獲されている。

 増加要因に誘殺灯の減少が挙げられているため、糖業振興会としても誘殺灯導入の方針を決めた。事業計画に「誘殺灯を購入し、被害の軽減に努める」ことを盛り込み、関連予算として500万円を組んだ。

 下地会長は「アオドウガネ対策についてはしっかりやりたい」と述べ、被害の軽減に向けた取り組みに理解と協力を求めた。

 そのほかの事業計画としては、セーフティーネット基金など各種補助事業の積極活用を明記。サトウキビの収量確保に努める。

 全体の予算額は1190万円。収入の5割強を占める構成団体の分担金が644万円で、主な内訳は宮古島市が288万円、多良間村が24万円。JAの各支店や製糖各社も負担する。

 支出では事業費に700万円を充てた。会議費に35万円、旅費に50万円、委託費(賃金ほか)として185万円を予算化した。

 2017年度の活動報告と決算も認めた。構成団体の追加議案もあり、これまで別組織だった伊良部さとうきび糖業振興会の加入を全会一致で認めた。

 役員は次の通り。

 会長=下地敏彦(市長)▽副会長=下地保造(JA宮古地区本部長)、渡久山和男(宮古製糖専務)▽監事=洲鎌英樹(宮古製糖農務部長)、砂川隆(JA城辺支店長)▽事務局長=砂川浩美(JA宮古地区営農振興センターさとうきび対策室長)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!