12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2018年8月3日(金)8:57

「軍事では栄えない」/照屋衆院議員

陸自施設予定地を視察


陸自の弾薬庫整備予定地を視察し地元関係者から説明を受ける照屋寛徳衆院議員(中央)=2日、城辺保良

陸自の弾薬庫整備予定地を視察し地元関係者から説明を受ける照屋寛徳衆院議員(中央)=2日、城辺保良

 社民党の照屋寛徳衆院議員が2日、宮古島に整備される陸自関連施設の予定地を視察した。弾薬庫の整備が予定される城辺保良鉱山では「保良の集落が非常に近い」と懸念し、「米軍にしても自衛隊にしても、軍事で栄えた村や町はないことを肝に銘じて国会でただしていく」と述べた。

 保良鉱山では、地域住民で「ミサイル・弾薬庫配備反対!住民の会」共同代表の下地博盛さんの説明を受けながら現状を把握した。

 視察を終え報道陣の質問に応じた照屋氏は「多くの保良住民が自衛隊の弾薬庫が建設されることに強い不安と懸念を持っている。そのことは、この近い距離を見ても分かる」と話し、現場の状況を見ながら地域住民の心理を推察した。

 その上で「亀濱(玲子)県議などからも集落と近いことや弾薬の貯蔵量などの問い合わせを受けている。自衛隊法との関係も含めて国会で問いただす」と強調。着々と進む関連施設の整備への対応としては「声を上げ続けることが大事だし、それが地域の平和をつくる。保良住民の気持ちに寄り添いながらこの弾薬庫問題にも取り組む」と話した。

 下地さんも「私たちが平和に暮らせる環境が損なわれる可能性がある。このことを訴えながら、集落、宮古島の平和と安全を守っていきたい」と話した。

 視察には社民党県連委員長の照屋大河県議をはじめ同党県連副委員長の崎山嗣幸県議、書記長の仲村未央県議、宮古島市区選出の亀濱県議も参加した。

 そのほか、仲里タカ子市議や島尻誠市議、沖縄平和運動センターの岸本喬事務局次長、「ミサイル・弾薬庫配備反対!住民の会」のメンバーも同行した。

 夜には城辺地区の福西公民館で開かれた意見交換会に参加し、地域住民の不安や要望に耳を傾けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!