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社会・全般
2018年8月7日(火)8:59

車で集落パレード/伊良部仲地の宮国時子さん

盛大にカジマヤー祝い


祝賀パレードでオープンカーから手を振る宮国時子さん=5日、伊良部仲地

祝賀パレードでオープンカーから手を振る宮国時子さん=5日、伊良部仲地

 97歳の長寿を祝う「カジマヤー」が5日、伊良部仲地で行われた。集落をオープンカーでパレードしたほか、招待客約500人がご馳走や泡盛を酌み交わしながら盛大に祝った。

 カジマヤーを迎えたのは宮国時子さん。家族や周囲の人たちからは「時子おばあ」と呼ばれ、親しまれている。
 時子さんは足腰と耳が不自由なため、現在は施設で暮らしているが、至って元気だ。

 9人の子どもをもうけ、現在では孫27人、ひ孫40人、やしゃご1人。この日は、神奈川や兵庫などから孫、ひ孫らが祝いに駆け付け、時子さんを喜ばせた。

 健康の秘訣を「芋が大好きで、子や孫に可愛がってもらっているから。旧正月や旧盆がいつも楽しみ」とユーモアたっぷりに話した。

 祝賀パレードは正午すぎに自宅を出発。花で飾り付けられた白のオープンカーには時子さんのほか、長男の哲雄さん、6男の時義さんと嫁の久美子さんが同乗した。

 時子さんは、長寿にあやかろうと沿道に集まった地域の人たちに手を振りながら笑顔を振りまいた。

 孫の宮国真理子さん(43)は「子どものころから、時子おばあにはいっぱい可愛がってもらった。大らかで何事にも頑張る性格。私も見習いたい」と語った。

 祝宴では自宅前の道路に五つのテントを張り、招待客を出迎え。家族や地域の人たちが総出でつくった料理などを振る舞った。

 招待客の一人は「昔は地域を挙げて盛大にカジマヤー祝いをしたが、最近は家族や親せきなどで行うのが多くなった。長寿は地域の宝だ」とうれしそうだった。


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