05/04
2024
Sat
旧暦:3月25日 先負 丁 
社会・全般
2018年8月14日(火)8:58

「沖縄の心、引き継がれる」

稲嶺元知事が弔辞 故翁長知事告別式

 【那覇支社】故翁長雄志知事の告別式が13日、那覇市の大典寺で行われ、多くの県民や政界関係者らが弔問に訪れた。告別式では、稲嶺恵一元知事が「あなたの命を懸けて取り組んだ行動は、日本全体に大きなインパクトを与えた。あなたが大事にしてきた平和を希求する沖縄の心は、次の世代にもしっかり引き継がれる」との弔辞を述べた。

 富川盛武副知事は、参列後、「巨星落つという感がある。人柄だけでなく、会葬が切れ目なく続いたことに関し、改めて翁長知事の力の大きさ、存在の大きさを認識した」と、ともに県政の舵取りをした翁長知事を悼んだ。

 宮古地区からも、下地敏彦宮古島市長や伊良皆光夫多良間村長らが参列した。下地市長は「本人は思いを遂げることができず、無念の思いでいっぱいだろうと思う。今はただご冥福を祈る。彼が那覇市長時代、県市長会の会長として、常に沖縄の将来を良くしようと言っていたのが思い出される」と語った。

 伊良皆光夫村長は「離島のことも一生懸命やっており、多良間島までも足を運んで、島の現状を見てもらった。那覇市長時代から親しみを感じていたので、とても残念。ご冥福をお祈りする」と述べた。

 このほか、新里米吉県議会議長は、「たくさんの県民が、(告別式に)来られた。党派を超え、沖縄のアイデンティティーを象徴する人物として、翁長さんに対する支持の幅を象徴している。翁長さんの思いを、残された県民がしっかりと実現することが弔いになる」と強調した。

 國場幸之助自民党県連会長は「沖縄の課題は、日本国全体で考えないといけない重要なテーマだと、まさに命を削って体現した方だと思う。私たちとしては、政府ともしっかり対話し、県民の理解を得ながら沖縄振興と基地問題に取り組んでいく」と述べた。仲井真弘多前知事は「ご冥福をお祈りしました」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!