12/15
2025
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
政治・行政
2018年8月31日(金)8:56

土流出圃場に客土/島尻、城辺のキビ畑

市が予算措置、復旧へ

 記録的な大雨に伴うサトウキビ畑の土の流出で、宮古島市が急ピッチで復旧作業に当たっている。7月下旬に要請があった平良島尻や城辺の一部圃場については予算措置を済ませ、客土の準備を整えた。天候を見ながら作業に入る。さとうきび生産組合が支援要請した被害圃場についても調査を進めている。土の流出量を把握し、財政との調整を経て復旧に着手する。

 復旧のめどがついた島尻地区の被害体積は約650立方㍍、城辺は110立方㍍でそれぞれ近いうちに客土する。費用は予備費から約180万円を充てた。

 島尻地区の圃場整備地区では、50年に1度と言われる7月の記録的な大雨で大量の土が流出した。特に傾斜地での被害が大きく、中には数十㍍にわたって浸食された畑もあるという。

 土の流出被害は島尻にとどまらない。8月には台風の接近に伴う大雨が被害の広がりに拍車を掛けた。

 多くの圃場で大量の土が流れ出たものとみられ、各地で「このままでは夏植えができない」という農家の声が相次いだ。こういった現状を踏まえ、さとうきび生産組合が緊急会合を開いて市への要請を決めた。

 要請の席で下地敏彦市長は、事前調査を前提に支援を即断。担当課が調査に乗り出しており、被害圃場の土の流出量を把握しながら復旧に着手する方針だ。

 農村整備課では「引き続き被害圃場の調査、調整作業を進めている。夏植えを前に、困っている生産農家は多い」などと話し、早期復旧の考えを示した。

 ただ、市が保管する土の量と予算には限りがあるため、復旧の範囲は現段階では不透明だ。市が厳密な調査の上で判断する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!