05/06
2024
Mon
旧暦:3月28日 赤口 庚 
政治・行政
2018年10月17日(水)9:00

辺野古移設反対を明言/玉城新知事が所信表明

県議会10月定例会が開会


所信表明を行う玉城デニー知事=16日、県議会

所信表明を行う玉城デニー知事=16日、県議会

 【那覇支社】玉城デニー新県政が発足して初めての県議会となる10月定例会(新里米吉議長)が16日、開会した。玉城知事は所信表明で「新時代沖縄の到来」「誇りある豊かさ」「沖縄らしい優しい社会の構築」を県政の柱とする方針を示したほか、政府が進める米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する意向を改めて表明した。一般会計予算を28億9422万8000円増額する補正予算案など45議案も提出された。

 玉城知事は「故翁長雄志知事は『県民が心を一つにすること』を深く望み、県民が持つ『力』を誰よりも信じ、揺らぐことのない自らの決意がいつも県民とともにあることを命を懸けて私たちに伝え続けてきた。私は、この思いをしっかり受け継ぎ、県政運営に取り組んでいく」と述べ、「辺野古の新基地建設に反対し、普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還を強く求めていく」と強調した。

 離島振興については、「移動コストや割高な生活コストの低減を図るため引き続き支援を実施し、小規模離島の水道料金の低減化や水質の安定確保のための技術支援などを推進・強化する」と述べた。

 また、県経済が好調な中でも残る▽1人当たり県民所得▽求人と求職のミスマッチ▽若年者の高い離職率▽人手不足-といった課題に対応した施策を推進していくとした。

 このほか、世界各国と交流する「万国津梁会議(仮称)」の新設、畜産品・水産品等の海外輸出体制を強化する高度衛生加工処理施設の整備、持続可能な世界水準の観光を目指す「観光・環境協力税(仮称)」導入、「子育て世代包括支援センター」の全市町村設置、待機児童の解消、公的施設への放課後児童クラブの設置推進も実行していくと語った。

 今定例会は26日までの日程で、代表質問は19日に、一般質問は22日に予定されている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!