12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
産業・経済
2019年1月16日(水)9:00

需要に供給追い付かず/宮古の生コン用砕石

建設ラッシュが影響/琉球セメント 設備拡張へ


西村会長(奥左から2人目)が生コン用の砕石増産に向け、設備を拡張して対応することを報告した=15日、市役所平良庁舎

西村会長(奥左から2人目)が生コン用の砕石増産に向け、設備を拡張して対応することを報告した=15日、市役所平良庁舎

 宮古地区の公共工事や民間工事における生コン用の砕石(バラス)が昨年末ごろから不足していることが分かった。琉球セメントの西村聰会長をはじめ関係者が15日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を表敬訪問し、今後、生産設備の拡張を図って5月ごろには増産体制が整うことを説明した。

 同社の説明によると、宮古地区の大幅な工事の増加や沖縄本島の鉱山の減少などもあり、その需要に供給が追い付いていないという。

 下地市長は開口一番「(宮古では)公共も民間の工事も昨年の倍ぐらいある。そうした中でバラスが足りていない。ぜひ、配慮をお願いしたい」と理解を求めた。

 西村会長は「昨年から(需要が大きく伸びて)供給が厳しくなった。それでも先島は優先的に出している。鉱山を撤退した業者もいることから、今後は増産に向けて設備の拡張を予定している。5月ごろからは増産体制になるので需要にも対応できると思う」と話した。

 こうした宮古の現状について、ある大手の建設業者は「宮古地区におけるバラスの供給は止まってはいないが、昨年からスムーズな供給にはなっていない。これからも多くの工事が予定されており、今のままのペースでは影響が出る。できるだけ早く安定供給ができる状況になってほしい」と述べた。

 そのほか、公共、民間とも多くの工事が実施されている宮古の状況について、西川会長は「最近の宮古はものすごく好調。特に伊良部の建設ラッシュはすごい。数カ月前に比べてどんどん変わっている」と驚いた様子で話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!