毎日農業記録賞の優秀賞受賞を報告した川満さん（中央）＝15日、県宮古事務所

　サトウキビ農家の川満長英さんがこのほど毎日農業記録賞の一般部門で県内初の優秀賞に輝いた。川満さんは15日、県宮古農林水産振興センターに砂川正幸所長を訪ね、受賞を報告した。川満さんは「素晴らしい賞を頂き、光栄に思う。受賞は関係者の支援のたまもの」と喜びを語った。

　同賞は毎日新聞社主催。農業や食、環境への関心を高めることなどを目的に実施。優秀賞は最優秀に次ぐ２番目の賞で、全国農業協同組合中央会長賞と農林水産省経営局長表彰も併せて贈られた。

　川満さんは「『さとうきびは宮古の宝』が合言葉」をテーマに、土づくりや地下水保全に配慮した農業の推進など、サトウキビに携わった半生を書きつづった。

　報告を受けた砂川所長は「持ちきれないほどの喜びを持ち帰った。多くの農家の励みになる。今後の活躍を期待する」とたたえた。

　今年４月に県さとうきび競作会で農林水産大臣賞、11月には農林水産祭で内閣総理大臣賞をそれぞれ受賞している。川満さんは「今年１年間は自分にとって良い年だった。予期せぬ賞に恵まれた」と振り返った。