12/15
2025
Mon
旧暦:10月26日 大安 戊 
社会・全般
2019年2月10日(日)8:57

原告21人が和解/B型肝炎訴訟

宮古在住者4人も

 B型肝炎訴訟の口頭弁論が8日、那覇地裁であり、21人の和解が成立した。宮古在住者4人を含んでいる。これにより、和解済みの原告は270人となった(原告349人)。

 この訴訟は、集団予防接種での注射器等の使い回しによってB型肝炎に感染した人(母子感染者も含む)の救済を求める訴訟だ。

 那覇地裁では6年以上前から提訴が繰り返されており、8日にも36回目の提訴があった。

 裁判所期日は年5~6回開かれ、条件の整った人から和解が成立している。

 和解内容は法律に従った給付金の支給で、無症候性キャリア、慢性肝炎、肝硬変、肝がん、死亡など病態によって金額(50万~3600万円)は異なる。

 これらの法律の適用を受けるためには国を相手に裁判を起こす必要があるが、全国に弁護団が結成されており、すでに多くの被害者が国と和解して給付金の支給を受けているのが現状だ。

 B型肝炎の被害者は、全国に数十万人と言われ、沖縄でも数千人いると考えられるという。弁護団は「遺族も原告になることが可能」としており、原告を募っている。

 肝炎ウイルス保有の有無について不明な場合は、保健所などで無料検査を受けることができる。

 B型肝炎訴訟に関する問い合わせ窓口は、宮古島総合法律事務所(0980・75・0603)か、沖縄合同法律事務所(098・917・1088)まで。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!