12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2019年2月24日(日)8:57

コウノトリ滞在333日/伊良部

「花嫁候補」の飛来期待
 
 

滞在日数を更新中のコウノトリ=23日、伊良部

滞在日数を更新中のコウノトリ=23日、伊良部

 伊良部で確認された国指定特別天然記念物、コウノトリ(コウノトリ科)は23日で滞在333日を迎えた。雄5歳で、足環(あしわ)の識別番号はJ0067。佐和田の浜の干潟を中心に採食行動をしている。コウノトリが干潟を餌場にするのは珍しいとされ、国内では初めてとの見方もある。2~7月は繁殖期。佐和田自治会(川満光則会長)などでは「花嫁候補の雌が早く訪れてほしい」と願っている。


 コウノトリの長期滞在は、佐和田の浜の干潟が豊かな餌資源であることが要因と見られる。

 同自治会は昨年、コウノトリを「佐和田幸田(こうた)」と命名し、特別住民票を交付。オリジナルのコウノトリTシャツも販売する予定だ。

 コウノトリは2013年4月10日に兵庫県豊岡市に生まれて巣立った。宮古島までの直線距離は約1500㌔あり、奄美大島を経由して昨年3月28日に池間島に飛来した。数日後に伊良部へ移動した。

 豊岡市のコウノトリ湿地ネット事務局の森薫さんとコウノトリ研究を続ける大阪真希さん(中央大4年)が19日に来島。21日、伊良部でコウノトリを確認した。1年ぶりの再会に森さんは「伊良部の皆さんが温かく見守り、とてもうれしい。全国で約150羽のコウノトリが生息しているが、名字を貰ったのは佐和田幸田だけ。感動した」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!