04/29
2024
Mon
旧暦:3月21日 大安 癸 
教育・文化
2019年2月25日(月)8:58

題材求め公園散策/俳句吟行会

にしざとさんら特選


自然や風景を観察して俳句を詠む子供たち=24日、カママ嶺公園

自然や風景を観察して俳句を詠む子供たち=24日、カママ嶺公園

 俳人故山田弘子さんの来島20周年を記念した俳句吟行会(主催・宮古島ジュニア俳句育成会)が24日、カママ嶺公園で行われた。小雨模様のあいにくの天候の中、約30人の子供たちは春の風や雨を感じながら思い思いの俳句を詠んだ。審査の結果、にしざとことはさん(南小1年)ら5人が特選に輝いた。

 吟行会は俳句作りを通して、自然に親しみ豊かな感性を育むことを目的に開催。俳句誌「円虹」主宰で山田さんの娘佳乃さんが審査した。

 子供たちはノートと鉛筆を手に、自然や景色などを観察。季語を盛り込みながら五七五の言葉をつづった。

 67句の作品が寄せられ、特選5句と入選10句が選ばれた。

 「春さむしくびをすくめてあるく道」の作品が特選になった西里愛未さん(東小6年)は「風が強く、寒さの中で首をすくめて俳句を考えたことを感じたままに詠んだ。特選に選ばれてうれしい」と話した。

 育成会の伊志嶺亮会長は「立派な俳句が多かった。これからも勉強して、いい俳句を作ってほしい」と激励した。

 審査した山田さんは「普段の生活を五感で感じ、俳句にすることでうまくなる」とアドバイスした。

 特選受賞者と作品、入選者は次の通り。

 【特選】にしざとことは(南小1年)「はるの雨ぽつぽつふっておんがくだ」▽川満千晴(城辺小5年)「春の風ギターの音がひびく朝」▽金城萌(同)「クローバー模様みたいにしずくあり」▽宮国快(南小5年)「春風にふかれていったぼくの声」▽西里愛未(東小6年)「春さむしくびをすくめてあるく道」

 【入選】しんじょうまなみ(東小1年)▽いはかなの(城辺小1年)▽いしがきひなた(南小2年)▽池間夏希(平良第一小4年)▽佐和田莉李(東小4年)▽西里月葉(同)▽砂川恵里香(久松小4年)▽砂川歩世(南小5年)▽與那覇健真(鏡原小6年)▽友利愛花(宮古高1年)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!