04/29
2024
Mon
旧暦:3月20日 仏滅 壬 
社会・全般
2019年3月20日(水)8:59

点検漏れで10便欠航/RAC3機

多良間など431人に影響
安全確認後、通常運航に


点検過程で保有3機の点検が行われていなかったボンバルディア機。点検実施後、安全性が確認されたとして通常運航を再開した=19日、宮古空港

点検過程で保有3機の点検が行われていなかったボンバルディア機。点検実施後、安全性が確認されたとして通常運航を再開した=19日、宮古空港

 琉球エアーコミューター(RAC)の保有機材5機のうち3機が19日、通常実施すべき整備点検をしなかったため欠航した。同社は点検作業を実施し、機体製造メーカーから安全性の確認が得られたとして同日午後12時50分発から通常運航を再開したが、那覇発着便を中心に宮古-多良間など計10便が欠航、431人の足に影響が出た。


 宮古空港発着の欠航便は▽那覇-宮古▽宮古-多良間▽多良間-宮古▽宮古-石垣の計4便で、計170人に影響があった。日本トランスオーシャン航空(JTA)広報部が19日に発表した。

 3機は2016年に導入したボンバルディアDHC8型機(50人乗り)。点検漏れは、18日午後8時ごろに点検の過程で判明した。

 対象機の点検作業は、同社の整備マニュアルで3000飛行時間ごとに作動試験をすることが決められているが、3機ともこの期間内に直流電源交替器や交流電源交替器、進路の方向性を調整する方向舵制御システムの3項目の点検が実施されていなかった。

 JTA広報部は「多くのチェック項目のうち、何らかの原因でチェック漏れが起きてしまった。過去に例を見ないこと」だとし、「お客さまや関係者の皆さまにご心配、ご迷惑をお掛けした。心よりおわびする」とのコメント発表した。

 多良間空港では、欠航を聞いた利用客の十数人は、フェリーに切り替えて宮古へ向かったという。

 島外から来た40代男性は「欠航になると仕事に影響が出る。代替え機材の対応も考えてほしい」、多良間在住の40代女性は「子どもの学校関係で宮古に行く予定だったが予定がずれた。これから高校に行く子どもたちの利用もある。安全対策は十分にしてほしい」とそれぞれ話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!