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産業・経済
2019年3月28日(木)8:56

計画を地元に説明

サンエー
「宮古島シティ」建設で


多くの住民らが集まり、計画内容に耳を傾けた=25日、JTAドーム宮古島

多くの住民らが集まり、計画内容に耳を傾けた=25日、JTAドーム宮古島

 サンエー(本社宜野湾市、上地哲誠社長)は25日、平良下里に計画している大型ショッピングセンター「(仮称)サンエー宮古島シティ」の地元説明会を実施した。地域住民ら約30人が参加。同社が計画内容や開業後の交通渋滞、騒音の予測を示した。渋滞に関しては「ピーク時は1時間に650台が訪れる。現況の交通量に上乗せした形で予測評価を行い、処理は可能との計算結果になった。現在経路として未設定の空港入り口の交差点を利用することで分散が図れる」との見解を示した。


 建設場所はJTAドーム宮古島の隣接地で、建物は4階建て。店舗面積は1万2649平方㍍、駐車場は975台収容可能となっている。営業時間は午前9時から午後11時まで。

 説明会は大規模小売店舗立地法に基づき、実施された。同社の平良隆明開発部長、儀保芳之開発企画担当部長らが説明した。

 駐車場については、ドームの駐車場(517台収容)を臨時駐車場として活用する考え。ドームのイベントの際には、サンエー側の駐車場を利用可能とする。今後、宮古島市と管理協定を結ぶことを目指して協議する。ドームの駐車場と合わせた総駐車台数は1492台となる。

 夜間の騒音レベルの最大値で規制基準(50デシベル)を超える予測となったのは、来客車両が82デシベル、排気口が71・8デシベルと報告し、「騒音は近隣住居の外壁によってクリアする」と説明した。

 生ごみなどの臭い対策については「生ごみなどの廃棄物は施設内の冷蔵庫で保管する。臭いは全く発生しない」と強調した。

 開業日に当たる店舗新設日は、2021年6月1日の予定だが、着工は未定とした。


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