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政治・行政 社会・全般
2010年12月22日(水)9:00

淡い灰色に決定/伊良部大橋主航路部

第1回修景検討委開く


工事の進ちょく状況を視察する委員ら=21日、伊良部大橋工事現場

工事の進ちょく状況を視察する委員ら=21日、伊良部大橋工事現場

 長山水路の上部に架かる弓形の伊良部大橋主航路部橋桁や高欄(手すり)の色彩、照明、橋の入り口で橋名や竣工年月日などを表示する親柱のデザインを検討する修景検討委員会の第1回会議が21日、県宮古合同庁舎で開かれた。主航路部の色は、淡い灰色に決定。この色は、青や藍など事務局が示した6案の中から選んだ。委員会は池田孝之琉大教授を委員長に地元関係者ら10人で構成する。


 主航路部の色については、池田教授が「時間の変化とともに海の青い色や夕焼けの黄色が染まる無彩色が、宮古らしさの演出につながる」と、基本案の淡い灰色を提案。同色を全会一致で承認した。

 鉄鋼製箱桁を組み立てる主航路部の色選定は、現在、本土の工場で箱桁の加工が進められ、来年1月には色を塗るスケジュールになっているため急いだ。

 主航路部の延長は、420㍍。組み立ては、2012年5月か6月に、天気の良い日を選んで行う。クレーン付の大型台船(4000㌧)を駆使する。

 委員の一人は「親柱の宮古島側は久松五勇士、伊良部側はサシバをモチーフに」と、地域の特色を生かすよう提案。中間柱の設置についても要望があった。親柱のデザインは、次回以降に決める。

 高欄は「サンゴ礁の青海原に映える色彩」、照明は「安全性と宮古島らしさの両立に配慮した演出」を検討する。

 2009年度末現在の総事業費(320億円)ベースの進ちょく率は174億円(54%)に達した。現場の進ちょく率は上部工1400㍍(40%)、橋脚32基(64%)、仮桟橋3545㍍(100%)となっている。

 同委員会は、大橋の構造美や景観美、観光資源性について検討し助言する目的で設置された。

 委員は次の通り。(敬称略)

 委員長=池田孝之(琉大工学部教授)▽委員=下里哲弘(同准教授)安里直美(同非常勤講師)砂川玄正(市文化財保護審議会委員長)池間隆守(宮古島観光協会専務)比嘉臣雄(伊良部地区地域づくり協議会長)川上哲也(市教育委員会教育長)友利悦裕(市建設部長)長浜光雄(市伊良部支所長)平良和雄(県宮古土木事務所長)


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