02/04
2026
Wed
旧暦:12月17日 仏滅 己 立春
社会・全般
2019年4月12日(金)8:59

「国際診療室」を設置/宮古病院

外国人旅行者の緊急搬送対応/安全な医療の環境整備へ


会見する本永院長(左から2人目)、向川原医師(同3人目)、岸本副院長(右)=11日、県立宮古病院

会見する本永院長(左から2人目)、向川原医師(同3人目)、岸本副院長(右)=11日、県立宮古病院

 外国人旅行者の緊急搬送などに対応するため、県立宮古病院(本永英治院長)は今月1日から「国際診療室」を設置した。県立病院としては初の取り組み。本永院長らが11日、会見を開き、「医療資源が限られた宮古医療圏において、住民と観光客の双方が安全に医療を受けられる環境整備の一環として設置した」と理由を説明した。

 同病院によると、外国人旅行者の緊急搬送は月に1~2件発生。集中治療を必要とする患者も増加しており、中には約120万円の未収金を残したまま帰国した患者もいたという。

 このような事態を受け、同病院はワーキンググループを結成し、昨年12月から協議を重ねてきた。構成メンバーは岸本信三副院長を室長とした医師や看護師、事務職員の約10人となっている。

 設置に向けての課題は言語、医療費、感染症の三つがあった。言語はタブレットの医療用翻訳アプリを使用して、誤訳がないよう注意を払う。対応言語は英語と中国語となっている。

 医療費は医療保険の加入を推奨するほか、キャッシュレス決済に対応する機器の導入を進めている。感染症については、新型インフルエンザなどを想定し、家族も含めた隔離室を病院内に設置する。

 感染症専門内科の向川原充医師は「宮古は医療資源が限られており、緊急対応だけに特化した。外国人旅行客が、安全に帰れるよう対応するのが国際診療室の役目だ」と語った。

 同病院は外国人旅行客に対応する医療体制の構築には、「行政のリーダーシップが必要」と強調。旅行者用の医療保険の加入推奨や、観光スポットの多言語ガイドの配置などの対策を進めるよう、宮古島市などに求めていく考えだ。

 会見後には、外国人旅行客の救急入院における診療に寄与したとして、沖縄シップスエージェンシー(松田新一郎社長)に感謝状が贈呈された。社員の宮本陽子さんが受け取った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2026年2月3日(火)9:00
9:00

乗り放題チケット販売開始へ

島内路線バス 24時間と48時間の2種類   島内のバス会社の路線バスが乗り放題となる周遊型MaaS(マース)チケット「宮古島周遊フリーパス」の販売を4日から開始する。周遊フリーパスは24時間と48時間の2種類。市や島内のバス会社などの関係者が2日、…

2026年1月27日(火)9:00
9:00

「虹コン」冬の宮古PR/市の閑散期対策事業

ファンとキビ絞りなど体験   アイドルグループ「虹のコンキスタドール」(虹コン、ディアステージ所属)は25日、ファンクラブツアーで宮古島を訪れ、オリジナルバームづくり体験やサトウキビ黒糖作り体験などを行った。下地の農場ではサトウキビを絞り、黒糖作りを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!