04/29
2024
Mon
旧暦:3月21日 大安 癸 
教育・文化
2019年5月26日(日)8:58

平和、夢、愛を訴え

宮古出身者も熱演
劇団パレイド「大切なもの」


悲惨な戦争の中でも夢や希望を持ち続けた人たちから平和な現代に「大切なもの」が語りかけられた=25日、マティダ市民劇場

悲惨な戦争の中でも夢や希望を持ち続けた人たちから平和な現代に「大切なもの」が語りかけられた=25日、マティダ市民劇場

 劇団パレイドの舞台「大切なもの~ワンヌイミ(自分の夢)~」公演(主催・マティダ市民劇場)が25日、同劇場で行われ、宮古島市出身の出演者を含め劇団員たちが、戦争の中で生き抜いた人々の苦難の日々を熱演。舞台では、過去の過ちを二度と繰り返さないこと、忘れないこと。そして夢を持つこと、愛することの素晴らしさを物語を通して訴えた。


 今回の公演には、宮古島出身で現在はいずれも東京を拠点に活動している俳優の洲鎌敏光さん(25)とモデルの仲田克也さん(同)も出演した。

 「ワンヌイミ」とは沖縄方言で「私の夢」。同作品はこれまで南城市で2回上演されていて、宮古島は今回が初めて。

 物語は、沖縄へ修学旅行で訪れた2人の高校生の前に1人の老人が現れ、自らが見てきた沖縄戦について語りかけ、平和な現代と沖縄戦当時の出来事が交差しながら物語は展開した。

 高校生2人は、老人が語りかける過去の出来事が戦争に翻弄(ほんろう)された自分たちの先祖の姿を知ることにもつながっていく。

 戦争の中で当時の人たちが何を求め、何を夢見たかがストーリーの展開とともに見えてきて、平和な現代が見失いがちになっている「本当に大切なもの」が物語を通して語りかけられた。

 会場には多くの観客が訪れ、平和の尊さと生きることの素晴らしさを物語を通して再確認していた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!