05/07
2024
Tue
旧暦:3月28日 赤口 庚 
政治・行政
2019年6月30日(日)8:58

先島への陸自配備に反対/参院選

高良鉄美氏が政策発表


参院選での自らの政策を発表する高良鉄美氏=29日、那覇市

参院選での自らの政策を発表する高良鉄美氏=29日、那覇市

 【那覇支社】7月21日に投開票される参院選沖縄選挙区に「オール沖縄」側から出馬表明している琉球大学法科大学院名誉教授(憲法学)の高良鉄美氏(65)が29日、政策発表を行った。高良氏は「『平和の一議席』を引き継ぎ、玉城県政を支えていく」と語った。先島の陸自配備については「住民合意すら取り付けず強行している。何としてもくい止めなければならない」と強調した。

 選挙の争点について、高良氏は「辺野古新基地建設の是非と憲法改正の議論、消費税増税の是非、この3点が大きな問題と思っている」と述べ、米軍普天間基地の辺野古移設と憲法改正、10月に予定されている消費税の10%への引き上げに対し、いずれも反対する姿勢を明確にした。

 会見で、自衛隊の憲法での位置付けを問われた高良氏は「基本的には違憲の問題が出てくる」とした上で「災害(救助)は日本では大きな問題だと思うので、簡単に廃止するのは難しいと思う」と述べた。日米安保については「ほとんどのひずみが沖縄に来ている」「将来的には破棄する方向性を議論の中で生んでいきたい」と語った。

 「すべては沖縄のために」と題する政策集では、▽離島の不利性を克服するための航空運賃低減や生活資材等への輸送費補助への支援拡充▽離島の農業を維持し、島の特産品を生かした多様な産業を育成・支援する-などとした。

 また、同政策集には「『一国二制度』で自治権を高め、基地問題をはじめとする沖縄の諸課題の解決を図る」との文言も盛り込まれた。高良氏は「沖縄の魅力や優位性を、二制度に盛り込むことで日本の枠組みが広がる。(中国では)一国二制度は香港のためにもなるが、中国のためにもなっている」と強調した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!