青少年の健全育成を
深夜はいかい、飲酒防止
市民大会パレードで訴え
2019年度「青少年の深夜はいかい防止」「未成年者飲酒防止」県民一斉行動宮古島市民大会(主催・宮古島市ほか)が5日、マティダ市民劇場で行われた。中学生の代表が意見発表したほか、青少年の深夜はいかい、飲酒・喫煙等の問題行動防止に向け、市民総ぐるみで活動を展開していくことを確認したほか、パレードで市民に深夜はいかい防止などを訴えた。
毎年7、8月に県が実施する「夏の青少年育成県民運動」の施策の一つとして宮古島市民大会を開催している。大会には小中高校生のほか、各関係機関の職員や地域住民などが参加し、青少年の健全育成に向け決意を新たにした。
主催者を代表し下地敏彦市長が「県内の風潮とされている夜型社会は、青少年の深夜はいかいに結び付きやすい。大人一人一人も酒類が提供される場所に青少年を同伴しないなど、責任ある行動を示すことが必要」とあいさつ。青少年を代表して下地中学校の洲鎌太陽君(3年)が「温かな命に触れて」と題し、自身の体験を通して命の大切さや家族の愛情についての意見を発表した。
また、宮古島署の上運天幸徳署長は「参加している青少年の皆さんが社会のルールを守り、健やかに成長することを願う」と激励し、県宮古事務所の稲福具実所長が「県民の皆さんも青少年の健全育成に向けた取り組みを理解し、安全安心に暮らせる沖縄県の実現に向け、協力を願いたい」と玉城デニー県知事のメッセージを披露した。
大会では▽青少年の深夜はいかいをなくし、交通事故、飲酒、喫煙、薬物乱用等の問題行動を防止する▽家庭で携帯電話やスマートフォンの使用ルールを子どもと一緒に作ろう-など6項目の大会宣言を採択した。