12/15
2025
Mon
旧暦:10月26日 大安 戊 
社会・全般
2019年7月19日(金)8:55

粟の収穫祭 盛大に祝う/西原地区

伝統の「6月フッビューイ」


粟の収穫祭を盛大に祝う参加者=17日、平良西原地区

粟の収穫祭を盛大に祝う参加者=17日、平良西原地区

 平良西原地域で17日、昔からの伝統行事「6月フッビューイ」が執り行われた。神女役のツカサやナナムイ(満48~55歳)と呼ばれる組織の男性たちが由緒ある聖地の御嶽に神酒やごちそうを供え、旧年中の五穀豊穣(ほうじょう)、子孫繁栄、無病息災などに感謝し、向こう1年間の西原地域のさらなる発展、豊作・豊漁などを願った。多くの参加者は、酒を酌み交わし、伝統行事の継承を誓い合い盛大に祝った。

 旧暦の6月フッビューイは粟の収穫祭の一種。昔首里王府に無事に粟を全納したことを祝った行事とされる。この収穫祭はウハルズ御嶽やナイカニ御嶽で行われた。

 西原字長の渡久山英隆さん(69)は「かつては五穀豊穣とは言わないで、ダーズヌウフユー(畑の大富=穀物)と言っていた。粟や米で作った神酒をフゥヤグミ(畏れ多い偉大な神)に供え、豊作や子孫繁栄などを感謝した」と説明した。

 ナナムイを代表して仲間善栄さん(55)は「西原ズマ(集落、人里、村の意味)の五穀豊穣、子孫繁栄を願った。これからも大事な行事なので継承し発展させていく」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!