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産業・経済
2019年8月3日(土)8:59

魚群追い込み大漁/狩俣の友利組

ウブシュなど1㌧水揚げ


ウブシュなどの大漁で喜ぶ漁師ら=7月31日、八重干瀬で「美吉丸」から(編集部・伊良波彌撮影)

ウブシュなどの大漁で喜ぶ漁師ら=7月31日、八重干瀬で「美吉丸」から(編集部・伊良波彌撮影)

 平良狩俣の友利組(友利哲雄代表)は7月31日、宮古島北方にある八重干瀬で追い込み漁を展開した。漁師らは泳ぎながら連携し、ウブシュ(和名スマ、通称スマガツオ)とアジの仲間のヤマトナガイユ(和名ツムブリ)の混成魚群を袋網に追い込み、1㌧余を水揚げした。1回の網入れで大漁し、漁船2隻は満船となった。約1時間半で追い込み漁は終了し、漁師らは笑顔で狩俣漁港に戻った。

 この日の午前7時、漁師10人は漁船の「美穂丸」(1・8㌧、友利哲雄船長)と「美吉丸」(1・5㌧、友利武男船長)の2隻に分乗し、同漁港を出港した。

 池間大橋をくぐり抜け、日本最大級のサンゴ礁群、八重干瀬へ直行した。全員で海鳥が乱舞する鳥山の発見に視線を集中。鳥山を見つけた合図と同時に、2隻は速度を上げて直行した。

 鳥山の下では、ウブシュなどの群れが小魚の大群を後ろから水面に追い詰め、狂ったように捕食行動を繰り返していた。白い水柱が上がる。鳥山を形成する海鳥のベニアジサシやエリグロアジサシが急降下で海に飛び込み、小魚の補食を繰り広げた。

 漁船の2隻は網を下ろし始めた。黒いウェットスーツをまとった漁師らが次々と海に入り、網を調整しながら魚群を追い込む。黒い魚影は袋網へと移動し、逃げ場を失った。漁師らは次々と2隻に乗り、網を引き揚げた。ウブシュとヤマトナガイユを合わせて1㌧余を漁獲した。

 友利代表は「今年に入ってから、1㌧以上の水揚げは今回で2度目になる。大漁の目安は1㌧以上」と笑顔だった。


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