05/03
2024
Fri
旧暦:3月25日 先負 丁 
産業・経済
2019年9月26日(木)8:58

2期連続で赤字決算/宮古製糖株主総会

台風襲来で大幅減産/安村社長を再任


2年連続の赤字決算となった宮古製糖の定時株主総会=25日、JAおきなわ宮古地区本部

2年連続の赤字決算となった宮古製糖の定時株主総会=25日、JAおきなわ宮古地区本部

 宮古製糖(安村勇社長)の第60期定時株主総会が25日、JAおきなわ宮古地区本部であった。当期(2018年7月1日~19年6月30日)は売上高が前期比13・5%減の30億6200万円で最終利益は2億7900万円の赤字となった。赤字決算は2期連続。任期満了の安村社長ら取締役6人が再任され、総会後の取締役会で安村氏が社長に再任された。

 当期の売上高は前期の35億3900万円に比べると大幅に落ち込んだ。

 損益計算書によると売上高30億6200万円に対して売上原価33億2100万円。販売費および一般管理費は5億7000万円で営業損失は8億3000万円を計上した。これに営業外収益、特別利益などを加えた最終利益は2億7900万円の赤字となった。

 前期も3億5800万円の赤字を計上しており、2期連続の厳しい決算となった。総資産は47億6900万円、純資産は23億8200万円、自己資本比率は49・95%となった。

 事業報告書によると、当期のサトウキビは直撃した台風8号(7月)の影響で葉片裂傷や折損被害を受けた。海岸周辺の被害の大きい畑では春植えや株出しをすき込み夏植えに植え替える所もあり、収穫面積が前期比で13%減った。9月と10月にも台風が接近し、生育阻害と糖度低下につながり、減産の大きな要因となった。3工場(城辺、伊良部、多良間)とも減産だった。

 安村社長は冒頭、「当期は前期同様、台風襲来や病害虫の発生等があり、厳しい実績となった。来期も台風の影響が懸念されるが予想以上の回復を期待している。今後も収穫面積の拡大や優良品種の確保などで、地域経済に貢献できるように取り組みたい」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!