地元に配慮、２０日に説明へ

来間小統合問題の議論を非公開にした市教委定例会＝17日、市役所城辺庁舎

　市教育委員会（宮國博教育長）の第７回定例会が17日、市役所城辺庁舎で行われた。来間小学校の統合問題について市教委は会議を非公開にした。宮國教育長は「微妙な問題で地域の人の気持ちを考えると、われわれが直接結論を持って行く方が正しいと思っている。委員の了解を得て、われわれだけで審議する」と理由を述べた。議論の結果は20日に開かれる住民説明会で明らかにされる。

　非公開の根拠としては市教委の会議規則第９条だと説明。教育長または委員の発議により、出席者の３分の２以上による議決で秘密会（非公開）を開くことができるとあり、委員全員が賛成した。

　10月７日に来間小で開催された学校規模適正化地域説明会で市教委は、来年３月末で同校を下地小に統合した上で、廃校にする方針を示した。集まった保護者や地域住民は猛反発し、休校にするよう強く要望した。

　２回目の住民説明会は、20日午後６時に来間小学校で開催される。