12/15
2025
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2019年10月18日(金)8:55

反対住民「牛歩」で抗議/保良弾薬庫建設工事10日

牛歩してトラックの進入を阻止する弾薬庫建設に反対する市民団体メンバー=16日、保良鉱山周辺道路

牛歩してトラックの進入を阻止する弾薬庫建設に反対する市民団体メンバー=16日、保良鉱山周辺道路

 沖縄防衛局が城辺の保良鉱山で陸上自衛隊の関連施設の建設工事を開始して10日目となる16日、弾薬庫建設に反対する市民団体のメンバー約20人が早朝から、道路中央をゆっくりと歩く「牛歩」で工事関係車両が保良鉱山へ入ることを阻止するなどの抗議活動を展開した。

 この日は早朝に国道から侵入してくるトラック4台を牛歩で阻止。約2時間にわたり進行を阻んだものの、宮古島警察署の署員たちが「(この行動は)道路交通法違反に当たる」と指摘し、移動を促した。

 署員が誘導してできたスペースを通行しトラックがゲート前へと進行したが、ゲート前で座り込んでいた別のメンバーと牛歩で阻止していたメンバーが合流し、「弾薬庫建設反対」を訴え、再度、トラックの進入を防いだ。その後、警察官の説得に応じなかったため強制排除された。

 ミサイル・弾薬庫配備反対!住民の会の下地博盛共同代表は「牛歩を始めて2時間過ぎたあたりから、警告して排除し始めた。警察のメンツもあるのだろう。根くらべの闘いになる。知恵を出し合い、有効な方法を考えたい」と話した。

 一方、保良鉱山に自分の敷地があると話す男性が現れ、ゲートの中に入れなかったことから入り口で先祖の供養をしていた。

 工事着工から建設に反対する市民団体のメンバーは工事関係車両の進入を阻止する活動に併せて、市役所平良庁舎前でも下地敏彦市長に市主催の市民説明会の開催を求めて集会を展開している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!