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社会・全般
2019年11月3日(日)8:57

西川瑚宇多さん名取に/西川壱瑚日舞教室

「稽古に精進、目標は師範」


名取試験に合格し免許状を手にする西川瑚宇多さん(左)と師範の西川壱瑚さん=2日、宮古毎日新聞社

名取試験に合格し免許状を手にする西川瑚宇多さん(左)と師範の西川壱瑚さん=2日、宮古毎日新聞社

 西川瑚宇多さん(本名・下地静華さん)がこのほど、日本舞踊西川流の名取試験に合格した。人間国宝である十代目宗家・西川扇蔵氏から免状を受けた瑚宇多さんは「これらからも稽古に精進し、他の名取と一緒に西川流を広めていきたい」と抱負を語った。福岡県出身の30歳。日本舞踊を始めて5年目。

 瑚宇多さんは2日、免許状を手に宮古毎日新聞社を訪れ、「日常生活の一こまやしぐさを見る人にしっかりと伝えるのが西川流の特徴だと思う。踊りも人間性もさらに高めて、将来は先生(西川壱瑚師範)のような師範を目指していきたい」と話した。

 母と祖母の影響で日本舞踊を習うようになったという。「福岡で2人とも喜んでいる。来秋の名披露目には、ぜひ見に来てほしい」と笑顔を見せた。

 指導した西川師範は「これからがむしろスタート。いろいろなことを吸収し、将来は指導者として後輩たちを引っ張っていってほしい」と期待した。西川壱瑚日舞教室では、名取合格は4年ぶり4人目。

 試験は10月13日に東京で行われ、課題曲の男踊り、女踊りをそれぞれ踊ったという。


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