04/30
2024
Tue
旧暦:3月22日 赤口 甲 
教育・文化
2019年12月1日(日)9:00

市長賞に漢那君(伊良部島小1年)/市民総合文化祭

郷土のお話大会、4年ぶり開催


市長賞に選ばれた漢那君=30日、下地公民館

市長賞に選ばれた漢那君=30日、下地公民館

 第14回市民総合文化祭(児童・生徒の部)の郷土のお話大会(主催・市、市教育委員会など)が30日、下地公民館で4年ぶりに開催された。小学生6人が登壇し、身ぶり手ぶりを交えながら堂々と発表。審査の結果、「通り池の人魚の話」を発表した伊良部島小1年の漢那諒君が、最高賞の市長賞に選ばれた。

 大会は出場者が少なく、過去3年間は開催されていなかったという。今回から複数人でも参加可能と門戸を広げ、個人で2人、ペアで2組の計6人が出場した。

 参加した4組は古くから伝わる民話を学び、すべて暗記して発表した。観客らは子供たちが語る民話の世界に誘われていた。

 市長賞に輝いた漢那君は、漁師が人魚を捕まえた後、大きな津波が下地島を襲ったため通り池ができた民話を、全身を使って表現した。

 漢那君は「おじいから方言を教えてもらった。毎日3回は練習した。津波が来るところが大変だった。賞がもらえてうれしい」と笑顔で語った。

 開会式で宮國博教育長は「宮古方言を覚えることは難しい。参加した皆さんは興味を持ち、挑戦する意欲が素晴らしい。方言を取り巻く環境、状況が厳しい中、チャレンジしてくれた子供たちが6人もいる。練習した成果を発揮してもらいたい」とあいさつした。

 表彰式は12月に実施される予定。受賞者は次の皆さん。(敬称略)

 市長賞=漢那諒(伊良部島小1年)▽教育長賞=奥平琴羽・本村穂佳(下地小6年)▽優秀賞=長間詩依菜(伊良部島小3年)▽優良賞=石垣采音・西田結萌(下地小6年)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!