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社会・全般
2019年12月3日(火)8:54

【行雲流水】(ローマ教皇のメッセージ)

 ローマ教皇フランシスコは4日間の日本滞在を終えてバチカン市国へ帰国した。その間、原爆被爆地の広島と長崎で核廃絶を強く訴えた

▼「核兵器から解放された平和な世界はあらゆる場所の数えきれない人々の熱望するものである」と語り、「武器の製造・改良・維持・販売にあれほどの金額が費やされていることは天罰に値するテロ行為である」と述べ、すべての人々に核廃絶への連帯を呼びかけた

▼最終日には上智大学で講演、公正で人間的であること、弱者を擁護し、誠実に生きることを、学生たちに訴えた

▼原発については、東日本大震災被災者や東京電力福島第1原発事故避難者と交流、その後、「原発事故はいつでも起こり得る。原発事故の被害は重大、完全に安全が保証されるまでは利用すべきではない」と語った

▼ところでわが国は、唯一の被爆国でありながら、国連で採択され、核兵器の開発、実験、保有、使用を禁止する「核兵器禁止条約」に参加せず、原発を輸出するありさまである

▼核廃絶は全人類にとっての課題である。石垣市の新栄公園には「石垣市核廃絶平和都市宣言」の碑があり、次の言葉が刻まれている。「-私たち石垣市民は、地球上からあらゆる戦争やテロがなくなることを願い、全ての核兵器の廃絶と世界の恒久平和を希求します。-同時に原発に頼らない社会を実現します」。なお、同公園には国連本部のと同じ「世界平和の鐘」がつるされている。側には子どもたちの健やかな成長を願って「ほほえみの鐘」がある。「憲法九条の碑」も建立されている。(空)


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