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社会・全般
2019年12月24日(火)8:54

【行雲流水】(フロイデ!)

 年末の風物詩ベートーベン作曲の『交響曲第九番』(合唱つき)が、「サントリー1万人の第九」など、各地で演奏されている。華麗で崇高なこの曲は記念すべき特別な時にも演奏された

▼ベルリンの壁が崩壊、ドイツが再統一された時には東西の音楽家が集い、この曲を演奏した。長野冬季オリンピックの開会式では小澤征爾の指揮で、世界の五大陸を中継でつないで演奏された。EU(欧州連合)では、国歌のような形でセレモニーに使われている

▼フランスの作家ロマン・ロランは平和主義、反ファシズムを掲げ、戦争反対を叫び続けた。それ故に、迫害も受けた。そんな彼はベートーベンの音楽を心のよりどころとした

▼ベートーベンは貧困や、耳が聞こえなくなる苦悩の中でも、使命感と不屈の精神で偉大な作品を創り続けた。ロマン・ロランは『ベートーヴェンの生涯』のなかで、彼の根本精神を「苦悩を突き抜けて歓喜に至る」と表現している

▼さて、第九は、第1~3楽章を短く回想しながら軽く否定しつつ第4楽章に入る。第4楽章ではシラーの詩「歓喜に寄す」が再構成されてうたわれる。最初にバリトン歌手が立ちあがって歌う。「おお友よ、このような調べではなく、もっと快い歓喜に満ちた歌を歌おう」。続いて「汝の神秘な力は引き裂かれたものを再び結びつけ、汝の優しい翼の憩うところ、人々はみな兄弟となる」と合唱される。そして「いく百万の人々よ、互いに抱き合おう」と高らかに歌いあげ、曲は終わる

▼「フロイデ」(歓喜)! 『第九』よ響け。(空)


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