門出を迎えた新成人ら＝４日、村コミュニティー施設

　【多良間】多良間村の成人式が４日、村コミュニティー施設で開催され、15人が門出を迎えた。式典には伊良皆光夫村長をはじめ、村議、恩師らが出席し、盛大に祝った。新成人は久しぶりの再会に笑顔を見せながら旧交を温めた。

　伊良皆村長は「社会をつくる一員としての覚悟を決め、新たな人生のスタートを切ってほしい。温かく見守り育んできた家族、地域、先生への感謝の心を忘れないでほしい。成人式はその覚悟を決める一日、感謝の思いを再確認する日にしてほしい」と式辞を述べた。

　村議会の森山実夫議長は「成人おめでとう。成人としての義務を意識し、立派な社会人として視野を広げてさらに飛躍してほしい。多良間を担う若者として頑張っていただきたい」と祝辞を述べた。

　新成人を代表して本村大和さんは「盛大な成人式をありがとうございます。友と支え合い育った島で、成人式を迎えられることが喜び。成人としての自覚を持ち、前向きに歩んでいきたい」と決意を述べた。

　式典後には祝賀会が行われ、新成人の安里姫花さん、桃原有玖梨さん、垣花歩実さんによる「かぎやで風」で幕開けした。

　自己紹介では、将来は島に戻って父親の稼業を継ぐことや、初の女性村長を目指すことを宣言する新成人もおり、会場を盛り上げていた。