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社会・全般
2020年1月7日(火)8:54

【行雲流水】(新年)

 年が明けると、空のたたずまいもうららかで、清新な感じになる。その中で人は希望を新たにする。そしていろいろな言葉が人を励ます

▼『生きる』(谷川俊太郎)。「-生きるとはあなたと手をつなぐこと/生きているということ/いまを生きているということ/それはミニスカート/それはプラネタリウム/それはヨハン・シュトラウス/それはピカソ/それはアルプス/すべての美しいものに出会うということ/そしてかくされた悪を注意深くこばむこと-」

▼AI(人工知能)がいよいよ幅を利かす時代になってくるが、人間はあくまでも生きもの。俳人の金子兜太は「残す言葉」で語っている。「もっと生きもの感覚を磨くことだ。もっと自由に、勝手に、平凡に生きればいい。アニミストとして、生きものを大事にしたい」。アニミズムは、金子みすゞや宮沢賢治のように、あらゆるものに生命を認める考え方である

▼スウェーデンの歳の少女グレタは国連気候変動枠組み会議(COP25)で温暖化対策への行動を呼びかける演説で述べている。「最も危険なのは政治や企業経営者が何もしていないのに、対策をしているふりをすることだ」。強欲な大人たちが「子どもたちを愛していると言いながら、子どもたちの未来を奪っている」

▼国連の事務総長は、厳しい状況ではあるが希望はある。若者たちの正義感と行動力だ、と述べている

▼「名曲アルバム」で若者たちがコーラスで『大地讃頌』を歌っていた-「母なる大地の懐に我ら人の子の喜びはある」。「平和な大地を、静かな大地を、大地を褒めよ、讃えよ土を、恩寵の豊かな大地を」。(空)


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