04/30
2024
Tue
旧暦:3月21日 大安 癸 
社会・全般
2020年1月28日(火)8:58

クルーズ船事故を想定/海上保安部など合同訓練

自主歩行できる負傷者を避難誘導する隊員ら=26日、平良港第2埠頭

自主歩行できる負傷者を避難誘導する隊員ら=26日、平良港第2埠頭

 2019年度大型クルーズ船事故対応合同訓練が26日、平良港第2埠頭(ふとう)のフェリーたらまゆう係留岸壁で行われた。宮古島海上保安部と宮古島警察署、市消防本部の職員らが参加し、大型クルーズ船の事故を想定し、負傷者救助の流れや、各機関の連絡、連携方法などについて確認した。

 同訓練は2020年春に大型クルーズ船専用桟橋が共用開始となり、今後、大型クルーズ船のさらなる寄港の増加が見込まれることから関係機関相互の連携強化および救急・救助活動技術の向上を図る事により、大型クルーズ船事故への対応に備えることを目的に実施された。

 訓練は宮古島沖を航行中の大型クルーズ船が荒天により大波を受けて多数の負傷者が発生し、同船が負傷者救護のため平良港に緊急入域し、負傷者などを下船させることを想定。

 訓練では警察官が警戒区域を設定。消防が救護所などを迅速に組み立てた。海上保安官と消防職員が船内での負傷者の確認や調査などを行った。訓練にはフェリーたらまゆうの船員や宮古総合実業高校の生徒たちも乗客役で参加した。訓練当日は大雨の影響もあり、訓練内容を一部変更して行われた。

 開会式で宮古島海上保安部の田中健彦部長が「大型クルーズ船専用岸壁の共用開始が予定されており、今後は船の大型化、寄港隻数の増加が見込まれるが、事故が発生すれば油による大規模な海洋汚染や多くの人命が失われる可能性がある」と強調した。

 これを踏まえて、「事故への迅速かつ的確な対応を図るためには高いレベルの技術はもとより、各機関の連携が必要不可欠。訓練を通して救助技術の向上とともに、関係機関相互の連携強化と理解の深化が図られるように努めてほしい」とあいさつした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!