12/07
2025
Sun
旧暦:10月17日 友引 己 
社会・全般
2020年2月15日(土)8:59

感染予防策を強化へ/宮古タクシー組合

車内除菌で環境構築/新型肺炎県内発生受け


県内で初の感染者がタクシー運転手だったことから、危機感を募らせている宮古のタクシー業界も予防策の徹底を図るとしている=14日、宮古空港

県内で初の感染者がタクシー運転手だったことから、危機感を募らせている宮古のタクシー業界も予防策の徹底を図るとしている=14日、宮古空港

 県内で初めて新型コロナウイルス感染者が出たことを県が発表した14日、感染者が沖縄本島のタクシー運転手だったことから、宮古のタクシー業界も危機感を募らせている。宮古タクシー事業協同組合は同日午後に緊急の会合を開き、今後の予防対策の強化について協議。早急に同組合加盟の約200台に強力な除菌力を持つ次亜塩素酸水を導入して、安心して利用できる車内環境を構築することを確認した。

 会合は、同組合事務所で行われ、加盟社の代表らが参加。ウイルス感染の予防対策について協議するとともに、次亜塩素酸水の活用方法などの説明を受けた。

 人や環境にも安全な次亜塩素酸水は、空間噴霧が可能で霧化器やスプレーボトルを使って空間に存在するウイルスや菌を防菌することが可能。

 同組合の下地隆之代表理事によると、希釈した次亜塩素酸水を活用した「車内用自然気化式加湿器」を車内のエアコンの吹き出し口に設置し、常に加湿しながら除菌を行うとしている。

 さらに、運転手には携帯用のスプレーボトルを配布し、客の乗降のたびに次亜塩素酸水を使って除菌作業を行う予定だ。

 下地代表理事は「タクシーは不特定多数の客を乗せる。この取り組みは乗客に安心して利用してもらうこともそうだが、乗務員を守るための措置でもある」と話した。

 宮古空港で客待ちをしていたタクシー運転手の1人は「沖縄にも多くの観光客が来ているので感染者はいるだろうと思っていた。私たちも常にマスクをして仕事をしたいが今はマスクがない。今後を考えるとちょっと怖いね」と不安を募らせた。

 下地代表理事は「県などにも公共交通機関には優先的にマスクを提供するよう求めている。万が一、乗務員が感染することになると会社全体の業務が止まる可能性もあるので、感染者を出さないような取り組みを徹底していきたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!