12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2011年1月10日(月)9:00

コーチングの基本学ぶ/発達障害勉強会

NPO法人マーズ主催 桑原氏(川崎福祉大非常勤講師)が講演


桑原氏の話に聞き入る参加者たち=9日、宮古福祉保健所健康増進室

桑原氏の話に聞き入る参加者たち=9日、宮古福祉保健所健康増進室

 川崎福祉大学非常勤講師の桑原綾子氏を講師に招いての「発達障害(大人と子ども)のお勉強会(コーチング)」(主催・NPO法人マーズ)が9日、宮古福祉保健所で開かれた。福祉施設の職員ら約60人が参加し、コーチングの基本スキルなどを学んだ。


 コーチングとは、相手の中にある可能性を引き出し、自発的な行動を促進させることで夢や目標の実現をサポートするコミュニケーション技術。勉強会では、自閉症患者やその家族らを支援する事業所「ライフサポート ここはうす」(愛媛県)の所長も務める桑原氏が、コーチングの前提となる考え方や基本スキルなどについて、具体例を示しながら説明した。

 話すことイコールコミュニケーションではなく、言葉で7%、話し方で38%、行動で55%を伝えていると語る桑原氏は、「話し方や行動では、発達障害の人に伝わりにくいので、相手に合った言葉で伝えることが必要」との考えを示した。

 コーチングの基本的スキルとしては、相手の話を心を込めて真剣に聞く「傾聴」や、質問などを使った方法を紹介。傾聴のスキルを実践するポイントとしては、▽気持ちにゆとりを持って、最後までじっくりと聞く▽相手の話が終わったら要点をまとめて確認する▽言うべきことは最後にまとめる-ことなどを挙げた。

 相手を褒めることもコーチングのスキルの一つと話す桑原氏。「努力したことはよく褒められるが、発達障害の人に対しては日常的に十分できていることを認め、褒めてあげることも大切」との思いを語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!