12/15
2025
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
産業・経済
2020年3月10日(火)8:59

総代金、前期比1億円減/多良間村製糖キビ搬入終了

高品質も減産大きく影響


19-20年産のサトウキビ搬入を終了した=8日、多良間村製糖工場

19-20年産のサトウキビ搬入を終了した=8日、多良間村製糖工場

 【多良間】多良間村製糖工場(来間春誠工場長)の2019-20年産サトウキビの原料搬入が8日、終了した。搬入量は当初見込みを6000㌧下回る1万9087㌧だった。平均糖度は15・20度の高品質。トン当たりの農家平均手取り額は2万3135円だった。生産農家に支払われる総代金は4億4157万円となり、前期比で1億円(2割)の減となった。高品質も減産が大きく影響した。

 糖度区分別構成比で見ると、基準以上(14・4度以上)の81・73%、基準糖度帯(13・1~14・3度)は16・19%、基準以下(13・0度以下)は2・08%となった。最高糖度は18・30度、最低糖度は11・90度だった。

 平均糖度は前期比で1・01度上回り、トン当たりの農家平均手取り額は同比で1137円増えた。

 指定管理者となる宮古製糖の安村勇社長は「農家の皆さんの日頃からの肥培管理が良く、品質も良かった。県内8市町村の中でも多良間島が1番の品質であると評価を受けている。来期操業も良い品質で、多良間島ブランドの黒糖を守っていきたい」と語った。減産については「全体的に減産であるが、原因は分からない。原因調査を関係機関と進めたい」としている。

 来間工場長は「今期製糖は当初見込みより減産になったが、品質面においては糖度が12年ぶりに15度超となった。今期操業は職員の努力が実って安定操業、無事故無災害で安全に終了することができた。関係者に感謝申し上げたい」と話した。

 今期操業は90日。新工場となり2年目だったが、大きなトラブルや雨天の影響も少なく、予定していた110日より早く終了した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!