12/15
2025
Mon
旧暦:10月26日 大安 戊 
環境・エコ
2020年3月13日(金)8:56

海岸保全工事に危機感

前浜ビーチの環境調査報告/エコガイドカフェ


重機で砂が削り取られた砂浜=12日、下地与那覇の前浜ビーチ

重機で砂が削り取られた砂浜=12日、下地与那覇の前浜ビーチ

 エコガイドカフェ(猪澤也寸志代表)は12日、下地与那覇の前浜ビーチで前浜ビーチ低下環境調査の報告を行った。東急ホテル&リゾーツ海岸保全工事で同ホテル南側ビーチの砂を大幅に削り取り、浸食が進んでいる同ホテル前の砂浜への充填(じゅうてん)が行われていることについて、猪澤代表は「このままでは、台風の高潮と大波が重なれば壊滅的な打撃を受けかねない」と危機感を募らせた。

 エコガイドカフェは9日の大潮満潮時(潮位約180㌢)に同ビーチが海面下になったことを確認したという。

 猪澤代表は工事で重機によって砂が掘削されている現場を指して「どんどん環境が変わっていく。元の前浜ビーチに戻してほしい」と訴えた。

 同工事は東急ホスピタリティ事業部が発注し、県宮古農林水産振興センター農林水産整備課が管理する農林海岸である同ホテル南側の砂浜1万200平方㍍部分を掘削し、同ホテル前6000平方㍍の砂浜部分に盛土を行っている。

 同課によると、同ホテル前の砂が流されて南側のビーチに堆積するため、4~5年前から、この工事を繰り返しているという。現段階では特に問題はないと見ている。

 同課の職員は「砂を取ったばかりなので砂浜が低く感じるかもしれない。砂がどの程度、流されて来るのかは数字を出していないが、今後は計測して管理していきたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!