12/15
2025
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2020年4月2日(木)8:59

正しい手洗い方法学ぶ/新型コロナ予防対策

「マイスター」が指導/飲食店従業員対象に講習


ブラックライトを当て、洗い残しをチェックする参加者ら=1日、市内の飲食店

ブラックライトを当て、洗い残しをチェックする参加者ら=1日、市内の飲食店

 「あれ、洗ったはずなのに」-。新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、県食品衛生協会宮古支部と市内の飲食店による手洗い講習会が1日、市内の飲食店で行われた。汚れに見立てたローションを手に塗って、手洗い後に洗い残しを確認した参加者たちからは「びっくり。こんなに残っているんだ」などの反応が見られた。指導に当たった「手洗いマイスター」からは「20~30秒しっかり洗うことが大切。特に指先の爪の周辺や手首に洗い残しが多いので気を付けてほしい」と呼び掛けた。

 食品衛生の基本的な手洗い方法を指導する「手洗いマイスター」は同協会が認定している。この日は、同マイスターの平戸新也さんと赤松秀俊さんが正しい洗い方について紹介した。

 平戸さんは「本土からの観光客が多い宮古島もいつ感染者が出てもおかしくない状況。私たち飲食店ができることは、こまめな消毒と正しい手洗い。普段の手洗い方法でどれだけ汚れを落とせているか確認してほしい」と話した。

 この後、参加者たちは、汚れに見立てたローションを手に塗り、普段通りの手洗いを行った上でブラックライトを手に当てると、想像していたよりも汚れが残っていることに驚いていた。

 赤松さんは「爪の周辺や手首、関節の部分の洗い残しが目立つ。正しい方法でこまめにしっかり洗ってほしい」と呼び掛けた。

 参加者たちからは「まさか、こんなに汚れが残っているなんて」や「全然洗えていなかった」などの感想が聞かれた。

 指導を受けて洗い直した参加者たちが再度チェックすると、洗い残しが少なくなっていることを確認。今後の業務に生かそうと「洗い残し無し」に向けてマイスターの説明に聞き入っていた。

 平戸さんは「皆さんが職場に到着した段階でウイルスは手に付いていると思ってほしい。せきなどの飛沫(ひまつ)感染だけでなく、人の手を介した感染も怖い。しかし、しっかり洗い流せば客への感染は防げる」と訴えた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!