12/15
2025
Mon
旧暦:10月26日 大安 戊 
社会・全般
2020年4月25日(土)8:58

周辺施設も整備へ/玉城知事 首里城復興基本方針


首里城復興に向けた基本方針を発表する玉城知事=24日、県庁

首里城復興に向けた基本方針を発表する玉城知事=24日、県庁

 【那覇支社】玉城デニー知事は24日、県庁で定例記者会見を発表し、昨年10月31日未明の火災で焼失した首里城正殿などの復興に向けた基本方針を発表した。琉球王国世子の居宅だった中城御殿や、王家の菩提寺だった円覚寺など、首里城周辺の施設についても段階的に復元する方向性が示された。

 中城御殿などの復元は、首里杜地区が琉球文化を体現できる場として整備する取り組みの一環。基本方針では、琉球王府の迎賓館ともいわれる御茶屋御殿についても、「国や那覇市と連携して段階的な整備に向けた検討を進めていく」とした。

 また、沖縄戦で日本軍が拠点を置いた第32軍司令部壕(ごう)についても、情報発信するための環境整備に取り組むとした。ただ、同司令部壕の内部では岩塊の崩落などが発生して一般公開が困難であることから、玉城知事は「バーチャルリアリティーなどを使って壕内部を仮想体験できるようなことも構想している」と述べた。

 このほか、会見では、記者団から「新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための外出自粛は、どの程度成果を上げているのか」との質問も出た。

 これには、大城玲子保健医療部長が「数字的なものは持ち合わせていないが、かなりの店舗や事業を休止しているところもあるので、ある程度の成果は上がっていると思う。数字で把握できるよう取り組んでいく」と答えた。

 会見では、「政府は宿泊施設についても観光などを目的とした場合は都道府県が営業自粛を要請できると通知している。県は改めて(ホテルなどに)休業を要請するのか」との質問も出された。県当局は「現在のところ、検討していない」と述べるにとどめた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!