04/28
2024
Sun
旧暦:3月20日 仏滅 壬 
社会・全般
2020年8月2日(日)9:00

新たな感染確認に危機感/宮古島市民

不要不急の外出自粛には理解


職員の感染判明で利用客へ業務休止を告知する張り紙=1日、宮古郵便局

職員の感染判明で利用客へ業務休止を告知する張り紙=1日、宮古郵便局

宮古病院に勤務する女性に続き、新たに宮古郵便局の男性社員が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。多くの人が利用する施設での感染確認。市民の間では「さらに感染が広がるのでは」と危機感を募らせている。県は7月31日に緊急事態宣言を発出、下地敏彦市長は不要不急の外出自粛を呼び掛けた。

1日から窓口・集配業務を当面の間休止した宮古郵便局の駐車場前にはチェーンが掛けられ、車の進入ができなくなっていたほか、入り口付近には津嘉山正一局長名で「業務休止」を知らせる紙が張り出された。

同郵便局は消毒作業が終了し、安全が確保されるまで現金自動預払機(ATM)を含む窓口業務、ゆうゆう窓口、全ての集配業務などを休止するとしており、休止中は「最寄りの郵便局」を利用するよう協力を求めている。

感染者ゼロが続いていたが相次いで2人が確認されたことについて、公務員の男性(39)は「いつかは発生すると思っていた。今後の広がりが不安だ」、主婦(40代)は「非常に強い危機感を持っている」、平良の自治会長を務める男性(50代)は「危険を感じている。感染者の広がりが予想され、警戒心を強めている」とそれぞれ話した。

不要不急の外出自粛については「同意する」「評価する」という声が聞かれた。無職の男性(64)は「みんな守らなければならない。人が動けばウイルスも動くことは明らかだ」と理解を示した。

観光客が多くなっていることについては「島外の方は当分の間、宮古島への訪問を控えてほしい」、「3密が心配。行政で観光地を回り、マスク着用や3密の回避を呼び掛けてほしい」と訴えた。

宮古島観光協会の砂川靖夫副会長は「感染防止ガイドラインを守ってやっていくしかない」と引き締めている。「今は安全を優先しなければならず、感染防止を徹底するよう地域に呼び掛けていく」と話した。

宮古島社交飲食業組合の奥平玄信組合長も現状を懸念し、「観光客がどんどん入る中で、これはもう止められない。少なくともクラスター(感染者集団)は防がなければならない」と話しながら入店制限の検討を重ねる考えを示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!