12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
社会・全般
2020年8月2日(日)9:00

新たな感染確認に危機感/宮古島市民

不要不急の外出自粛には理解


職員の感染判明で利用客へ業務休止を告知する張り紙=1日、宮古郵便局

職員の感染判明で利用客へ業務休止を告知する張り紙=1日、宮古郵便局

宮古病院に勤務する女性に続き、新たに宮古郵便局の男性社員が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。多くの人が利用する施設での感染確認。市民の間では「さらに感染が広がるのでは」と危機感を募らせている。県は7月31日に緊急事態宣言を発出、下地敏彦市長は不要不急の外出自粛を呼び掛けた。

1日から窓口・集配業務を当面の間休止した宮古郵便局の駐車場前にはチェーンが掛けられ、車の進入ができなくなっていたほか、入り口付近には津嘉山正一局長名で「業務休止」を知らせる紙が張り出された。

同郵便局は消毒作業が終了し、安全が確保されるまで現金自動預払機(ATM)を含む窓口業務、ゆうゆう窓口、全ての集配業務などを休止するとしており、休止中は「最寄りの郵便局」を利用するよう協力を求めている。

感染者ゼロが続いていたが相次いで2人が確認されたことについて、公務員の男性(39)は「いつかは発生すると思っていた。今後の広がりが不安だ」、主婦(40代)は「非常に強い危機感を持っている」、平良の自治会長を務める男性(50代)は「危険を感じている。感染者の広がりが予想され、警戒心を強めている」とそれぞれ話した。

不要不急の外出自粛については「同意する」「評価する」という声が聞かれた。無職の男性(64)は「みんな守らなければならない。人が動けばウイルスも動くことは明らかだ」と理解を示した。

観光客が多くなっていることについては「島外の方は当分の間、宮古島への訪問を控えてほしい」、「3密が心配。行政で観光地を回り、マスク着用や3密の回避を呼び掛けてほしい」と訴えた。

宮古島観光協会の砂川靖夫副会長は「感染防止ガイドラインを守ってやっていくしかない」と引き締めている。「今は安全を優先しなければならず、感染防止を徹底するよう地域に呼び掛けていく」と話した。

宮古島社交飲食業組合の奥平玄信組合長も現状を懸念し、「観光客がどんどん入る中で、これはもう止められない。少なくともクラスター(感染者集団)は防がなければならない」と話しながら入店制限の検討を重ねる考えを示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!