12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
政治・行政 社会・全般
2020年10月15日(木)9:00

宮古に感染注意報/新型コロナで県対策本部

西里、下里で連続発生/市長「現実にはクラスター」
市民に感染防止徹底求める


会見を開き、市民に注意喚起する下地市長=14日、市役所平良庁舎

会見を開き、市民に注意喚起する下地市長=14日、市役所平良庁舎

 県新型コロナウイルス感染症対策本部は14日、市平良西里と同下里の酒類を提供する飲食店で、感染者が連続して発生しているとして感染注意報を発表した。発表を受け、宮古島市の下地敏彦市長は同日、市役所平良庁舎で会見を開き、「県はそう言っていないが、現実にはクラスター(感染者集団)が発生したと理解していいと思う。市民は十分に行動に注意してほしい」と危機感を募らせ、感染防止の徹底を求めた。

 市内では直近1週間に感染した6人中5人が、飲食店に関係するとみられている。下地市長は、複数の学校関係者が濃厚接触者と特定されているとして「予断が許されない状況だ」と警鐘を鳴らした。

 県は西里と下里の事業所に対し、従業員のマスク着用と健康チェック、店内の換気、共用部分の小まめな消毒などの感染防止対策の徹底を求めている。

 市民には、会食・会合の際は「3密」回避対策などの感染防止対策が取られた店舗を利用することと、正面同士の会話を避ける、人数を絞るなどの対策を取るよう呼び掛けている。

 会食・会合からの帰宅後は、すぐに手洗い、うがいを行い、当面は注意して健康観察を行うほか、祖父母ら高齢者宅を訪問することは控えるよう促している。

 本紙の取材に対し、県保健医療部の糸数公保健衛生統括監は「ピンポイントで宮古地区に注意を促すため、注意報を出すこととなった。宮古のオトーリに限らず、同じ容器で回し飲みすることは感染リスクが高くなってしまい、特に注意が必要だ」と述べた。

 県は主な取り組みとして、濃厚接触者が不特定多数となる場合は、店名の公表をするほか、県警において当該地域の警戒活動を強化するという。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!