12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
社会・全般
2021年2月14日(日)8:59

医療支援活動が終了/陸自災害派遣隊

介護施設で2週間/職員一同「本当に感謝」


任務を終え、あいさつする隊員ら=13日、下地の高齢者介護施設

任務を終え、あいさつする隊員ら=13日、下地の高齢者介護施設

 県の災害派遣要請を受けて、下地の高齢者介護施設で医療支援を行っていた陸上自衛隊の災害派遣隊が13日、活動を終了した。新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)の発生施設で、看護官5人が入所者の健康管理や入浴の介助などを2週間支えた。任務を終えた隊員は「やりがいを持って活動できた」と語った。

 今回の派遣は、市で新型コロナの新規感染者が急増し、医療体制が逼迫(ひっぱく)していることから、玉城デニー知事が自衛隊へ災害派遣を要請したことを受けたもの。

 災害派遣隊は、看護官5人と、その他サポートを行う隊員の総勢40人(沖縄本島15人、宮古警備隊25人)体制だった。

 災害派遣の医療チームは1月29日に来島した。事前訓練を実施した後、同31日から同施設で医療支援活動を開始していた。

 看護官らはバイタルサインの測定や内服薬の与薬、物品の消毒などを行った。期間中に看護官への感染はなかったという。

 施設の代表者は「2週間、ありがとうございました。これからも体に気を付けて頑張ってください。隊員の皆さんがいなければ、できないことがたくさんあった。職員一同、本当に感謝している」と話した。

 看護班長の吉田茉以2等陸尉は「2週間と短い期間だったが、皆さんから感謝の言葉やねぎらいの言葉をいただき、やりがいを持って活動することができた。元通りの運営ができるように祈願している」と述べた。

 玉城知事は12日の会見で、宮古地区で感染対策や医療支援に当たった陸自や県内医療機関の関係者に対して「最も苦しい時期に支援していただいた」と謝意を示した。

 施設関係者によると、現在入所しているのは陰性が確認された高齢者のみで、陽性者はすべて医療機関に入院中という。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!