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社会・全般
2021年2月16日(火)8:59

今季は”球春”訪れず/予定全キャンプ中止に

コロナ影響 宿泊業など打撃/大学・社会人野球


例年下地野球場のサブグラウンドとして使用されている市下地陸上競技場。すでに整備を終えていたが全大学のキャンプ中止が決まった=15日、下地与那覇

例年下地野球場のサブグラウンドとして使用されている市下地陸上競技場。すでに整備を終えていたが全大学のキャンプ中止が決まった=15日、下地与那覇

 新型コロナウイルス感染拡大等を理由に、高校や大学、社会人野球チームの春季宮古島キャンプの中止が決まった。今季は12チーム合わせて約680人の来島が予定されていたが、15日までに全チームから中止の報告が市に入った。キャンプ中の延べ宿泊数は約6000泊が見込まれていたため、宿泊業界を中心とする経済的なダメージは大きい。新型コロナの影響が広がり続けている。

 大学、社会人野球チームの春季キャンプは、毎年宮古島に「球春」の訪れを告げる風物詩だが、今年は1チームも宮古島入りしないことが確実となった。

 市生涯学習振興課によると、社会人チームで毎年恒例となっている日本通運野球部は約40人でキャンプを実施する予定だったが、「宮古島の皆さんに迷惑を掛けられない」と自粛する旨の連絡が寄せられたという。

 このほか、大学で中止を決めたのは▽平成国際大▽鶴見大▽流通経済大▽東海学院大▽関西国際大▽東日本国際大▽関東学院大▽青森大▽国士舘大-。高校では中京大中京(各部活動のトレーニングとして)と富士未来が予定していた。

 いずれも中止の理由は新型コロナ。この時期に県境をまたぐ移動に懸念を示す声が強いことから今季のキャンプを見送るという。

 各チームが事前に提出していたエントリー表によると、キャンプ参加人数は合計で約680人。各チームともおおむね1週間以上滞在する予定だったことから、宿泊や交通関係、飲食業界等に与える経済的損失は大きい。

 球場手配などの調整に当たった市生涯学習振興課の担当者は「中止は仕方ないことだが、経済的なダメージは大きいと思う」と新型コロナの影響の大きさを指摘した。ただ、各チームとも来季のキャンプを実施する意向も示したという。これに担当者は、「市としては来季も球場整備など万全を期して受け入れたい」と前向きに話していた。


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